Archive for January-2007
愛人との密会
2007-01-04 17:00:00上の娘の誕生日は来月。プレゼントにと子犬をねだっている。当然、下の娘も一緒になって喜び、妻もまんざらではなさそう。私は、いかに犬を飼育することが困難であるかを、3人の前で大げさに語り、猫の可愛らしさをとうとうと語ったのだが、まったく効果は無かった。
で、当然のことながら、いとも簡単に私は折れた。そりゃそうだ。娘が学校で書いた作文…「可愛い子犬と遊ぶ夢」が情緒たっぷりの文章で書かれているのを読めば、父親ならば誰だってOKを出すに決まっている。
そう…私には、愛人がいる…。

物置に入り込んだふてぶてしい黒猫
2007-01-06 17:00:00庭に出てふと物置に目をやると、扉が少し開いていた。箒をとりに、物置に入るとずんぐりとした黒猫が、暗闇の中で目を光らせている。私と目が合っても表情一つ変えない。あまりにふてぶてしいその姿を写真に撮ろうとレンズを向けても、まったく動じない。むしろこちらを睨み返してきた。

その日の夕方、私の家を出て行く彼の後姿がみえた。寒さが続くなかで、気をつけないと我が家の物置は野良猫に占領されかねない、戸締りはしっかりしなければと思った。
Category : すっぽりニャンコ季節外れの子猫たち
2007-01-09 17:00:00停車していた軽トラックに乗せて、一番かわいく見える下からの写真撮影を試みました。

軽トラの荷台に乗せると、みんな揃って降りよう降りようとするので、かなり苦戦しました。4匹揃ってはなかなかうまく行かず…。お許しください。
写真は濃い目の色の三毛ですが、ほかに茶トラの子猫もいたので、三毛猫と、茶トラの雑種になるのかな…。母猫は白面積の多い三毛猫でした。
これからどんどん寒くなる季節。今も元気でいるのでしょうか…。今期の冬は彼らにとって最大の試練となるでしょう。
実家の周辺を根城にする茶トラ
2007-01-12 17:00:00
僕の実家は、大通りから離れた住宅街の路地にあります。この猫は、僕の実家のある路地に住み着く、茶トラの野良猫です。僕が高校生くらいのころから姿を見せ始め、上京時に見送りもしてくれた馴染み深い猫。その後、帰省の度に姿を見せてくれます。

先日の年末年始の帰省の折も、例外ではなく、日当たりのいい道路で、僕を出迎えてくれました。野良猫らしく警戒心が強いので、お腹をなでさせてくれたことはなく、オスかメスかもわからないこの子。寒空の下で凍えてはいましたが、写真撮影には付き合ってくれました。
実家で母親の顔を見るよりも、この茶トラの顔を見たほうが、帰ってきたという実感がわく僕は、親不孝ものでしょうか。
顔なじみではあっても、茶トラに名前はつけていません。いつの間にかいなくなるのが当たり前な野良猫だから、名前をつけてしまえば、お別れのときが余計にさびしくなる気がするのです。
もう年なのか、毛並みも昔に比べ、きれいではなくなってしまいました。後、何年僕の帰りを迎えてくれるのか…。
Category : 大人ニャンコ擦り寄る子猫が忘れられない
2007-01-17 17:00:00
デジカメの画像を整理していたら、昔出会った子猫たちの画像を見つけました。なつかしい。この子たちと出会ったのは、1年くらい前のこと。地方の友達の家に遊びにいったときのことでした。

田舎の夜というのは、真っ暗で、とても心細いものです。そんなときに見つけたのが、4匹のかわいいニャンコたち。思わず近寄って頭をなでると、猫たちも私と同じで寂しかったのか、警戒する様子もなくて、すぐになついてくれました。
4匹揃って足にすりよられると、かわいくてかわいくて…。だけど連れて帰ってきても飼えないマンション住まい…。わかっちゃいるけど、連れて帰りたい衝動と、葛藤を繰り返しました。
あまりにかわいいので、東京に戻るまでの間、何度も通ってしまいました。
今週はひどく冷え込んだけれど、あの親子はまだ元気で過ごせているだろうか…。飼えもしないくせに、余計なお世話だよ!と猫君たちにいわれてしまいそうですが、写真を見ると思い出されて、心配になってしまいます。
Category : 子どもニャンコ何かいいたげなニャンコ
2007-01-21 17:00:00
通勤途中で見かけるニャンコ。
そのコはほぼ毎日、僕がそばを通るとこちらを見あげては、何かを話したそうな表情を浮かべる。
最初にそのコを見かけたときに、僕は学生時代に付き合っていたある女のコを思い出した。だから、必然的にその名前を借りて「キミコ」と呼ぶようになったのだ。
はじめの頃はそれこそ僕の存在なんてまったく無視していた猫の「キミコ」だったんだけど、そのうち僕の熱い視線を意識するようになってか、やがて僕のそばへと近寄ってくるようになった。その自然な流れが、ますます人間の「キミコ」とのことを思い出させるハメになったのだった。
僕と人間の「キミコ」はお互いにもっとも多感な時期に、もっとも多くの喜びを共有し、そしてもっとも多くの「人間の嫌な部分」をぶつけ合って過ごした。交わした言葉は温かいものもあったし、辛らつで恐ろしいものもいくつかあったような気がする。お互いに言葉の意味を探りあい、その向こう側に存在する相手の実体を掴もうと必死になっていた。
そして、付き合い始めた時のように僕らは自然に離れていって、あれからもう10年。風の噂によると、とっくのとうに故郷に引っ込んで結婚したっていう。
それを耳にしたときに…「それでいいんじゃないか?」って、僕は自分に対して、言い訳めいた慰めの言葉をかけたのを覚えている。
猫の「キミコ」は一体何を僕に語ろうとしているのかわからないけど、少なくとも、人間の「キミコ」と交わしたあれだけ多くの言葉よりも意味のあるものとは思えない。でも…と、僕は思う。
「それでいいんじゃないか…」
僕は猫の「キミコ」の穏やかな表情を見つめながら、そうつぶやいた。

Category : 美人ニャンコ
黙って話を聞いてくれたね
2007-01-25 17:00:00
上京してからもうすぐ一年になるね。
東京の一人暮らしにはなかなか慣れないなって思ってた。
なんで、みんなあんなふうに楽しそうに笑えるんだろうって。
最初の頃は何度か合コンとかにも行ったけど、私、いつも端っこの席でぽつん。
心を割って話せる友達もできないから、学校生活にもいき詰ってさ、本当に一日誰とも話をしない日もあって、言葉なんか忘れちゃいそうだった。
TVを見ると、毎日怖いニュースが多くって、警戒心だけはすっごく強くなるし、実家に電話して元気のない声を聞かせると親も心配するだろうから…。
やっぱ、あわないかなぁ、東京暮らし…って思ってたんだ。
それでね、昨日公園にいったんだ。なんか、何もやる気がしなかったし、誰とも会いたくなかったし、かといって家に閉じこもっているのも気が滅入っちゃうし。まあ、天気も良かったし。
この季節だとお昼頃の公園って、ほとんど人がいないんだよね。
寒いからかな、ベンチでお弁当たべるサラリーマンもいない、ちっちゃな子供を遊ばせるお母さんもいない。だから、ひとりでブランコ乗っても恥ずかしくない。
ちょっとこいでみたら、ぎしぎしと音がうるさかったし、頬にあたる風も冷たかったからすぐにやめちゃったんだけど、ふと見たら公園の隅っこに猫がいた。
なんだかとっても穏やかな顔して丸まっていて、私が近づいていっても、ちょこっとこっちを見上げただけで、すぐにまた目を閉じちゃった。
でね、なんかよくわからないんだけど、気付いたらその猫に話しかけていた。本当にいろんなことを。一度言葉に出したら、止まらなくなって、久しぶりにいっぱいいっぱい話した。
おかしいよね。
話していたら少し涙が出てきた。
昔のことを思い出したんだよね。実家の縁側で、もう今は亡くなっちゃったおばあちゃんが座っていて、その隣にちょこんと猫が座っていて。そんな光景が頭に浮かんだんだ。
東京の猫はずっと身動きもしないままに私の話を、たぶん聞いていてくれたんだと思う。
そしたら、私の中から何かがすっぽりと抜け落ちちゃった感じがして、なんかどうでもよくなって、涙浮かべながら笑ってた。
ちょっぴりすっきりした後で、私はその猫にありがとうっていって立ち上がった。
でも、やっぱりその猫は丸まったまま穏やかな顔して眠っていた。

Category : お昼寝ニャンコ
かわいいニャンコにだまされた?
2007-01-29 17:00:00
友人と京都へ旅行に出かけた。
秋の京都は少し肌寒いけれど、季節の変わり目を感じについ出かけたくなってしまう不思議なスポットなのだ。
朝早くにホテルを出て、今日1日はレンタサイクルでのんびりお寺めぐり。
お寺で石庭を見ながら朝からほっこりとした後、「お昼は有名な湯豆腐屋で食事する?」などと会話をしながら自転車をこいでいたら、どこからともなく「ぴゃーぴゃー」という鳴き声が聞え、思わず自転車をこぐ足が止まった。
見回すとちょっと前に通り過ぎたところの草陰から子猫が少しでていて、こちらを見ていた。
気になって自転車を止めていると、こっちの方へ歩いてきた。
グルグルグルグル…一丁前に喉を鳴らしながらスリスリとすり寄ってきて甘える姿は、どうも母親猫とはぐれた様子であった。
「お母さん猫とはぐれたんだろうねぇ…」と友人。
こういう子猫を見てほっておけない私なので、もう湯豆腐そっちぬけになってしまった。
ものを欲している鳴き方なので、何も食べていないのかもしれない!と不安になり、「コンビニにいって何か買ってくる!!」と買出し要員を申しでてしまった。
コンビニで猫食品を色々と買ってきて食べさせてあげると、「ガツガツガツガツ!」本当にお腹が空いていたと見え、勢いよく食べている猫に切なくなってしまった。
既に情が移っていた私が「一緒に東京に連れて帰りたい…」いうと、友人は本気で「ええええ!?」といった。
でももう気分は母親だ。
さて、ホテルはどうしようかしら?と思っていたところに、「なー…」と後ろの方で声がした。
小さい猫は「うるん!」と声をあげ、声の方向を向いた。
満を持してか…、母親の登場であった。
子猫は立ち上がって「ありがとう」をいうかのようなスリスリを繰り返し、母親の元へ帰っていった。
「やられたー!」である。
まるで、計算していたかのようなドラマチックな展開。
子猫でも、外で生き延びるすべをもう知っているのね…。
泣く泣く子猫を諦めて湯豆腐屋にいき、猫のしたたかさとたくましさに乾杯しながら湯豆腐に舌鼓をうった。
Category : おすましニャンコ1
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