ひとりぼっちのあいつ

2007-03-07 17:00:00

ぽつんとひとりでいることにも慣れた。

 

中学のときから、僕はまともに友達なんて作ることはできなかった。

なぜだかはわからない。

何度か引っ越して学校が変わったり、クラスが変わったりしたにも関わらず、相変わらず僕はひとりぼっちだった、ということから考えてみても、どうやら問題があるのは僕の方なんだろう。

でも、だからといってどうすることもできなかったし、今さらあえてこちらからどうしてやろうか、とも思わないのだ。

 

僕は今年で31歳。

 

友達も恋人もいないし、年老いた家族は遠いところにいるし、職場でも打ちとけた話ができる同僚もいない。

 

この一週間、誰かと口を聞いたという記憶すら、ない。

だから…

もはや、言葉なんていらないと思う。

 

でも、

できれば「ネコ語」がしゃべれたらいいなと思う。

そう、ネコとならコミュニケーションを取りたいと、半ば本気で思っているのだ。

 

すごくネコが好きというわけではないんだけど、会話をするなら、人間でも犬でもインコでもなく、絶対にネコ。

 

なぜなら

僕にはネコの言葉が少しわかる時がある…ような気がするからだ。

だから、もう少し理解を深めたいと思うのだ。

 

ほら

そこのネコ。

ひとりぼっちのあいつ。

あくびしながら僕に向かって言う。

 

「ひとりぼっちでいるほうが、気楽でいいんじゃない? あえて、群れる必要なんて全然ないと思う」

 

その通りだ。

 

あーあ。

もう少し難しい「ネコ語」を理解できるようになりたい…そうすれば世界がぐっと広がると思う。


Category : ぼんやりニャンコ

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