テレパシー送ったよ

2007-02-19 17:00:00

久しぶりのオフ。

考えてみれば、今年の正月からろくに休んでいなかった。

友達と一緒に立ちあげたデザイン事務所。

当初は仕事の確保が不安だったんで、しゃかりきになって営業したら、おかげで今はかなりの仕事量。

でも、文句なんていっていられない。

ありがたい話なんだからね。

 

ほとんど事務所に缶詰状態だったな。

たまに24時間営業のサウナにいったりコンビニいったりしたけど。

ほんとに缶詰。

 

だから、今日久しぶりに自宅に帰って、懐かしさすら覚えたりして。

まあ、一人暮らしだから特に気兼ねなんてないんだけど、でも、なんだかちょっと後ろめたい気分で玄関のドアを開けて、こっそりと忍び込むようにして部屋に入る。

ちょっとカビ臭いし、ホコリの匂いもする。

窓を全開にして換気しながら、テーブルの上に転がっていたタバコをくわえて、あ、そうだ、タバコやめてるんだって気がついて、ゴミ箱にポン。

 

外は小春日和。

お日様がぽかぽか。

 

気分転換のために散歩にでも出るかと、窓を開けたまま靴をつっかけて、玄関から外に出る。

とはいっても、遠出はめんどい。

だからマンションの裏の公園をぶらつくことに。

 

そこでは数組の家族連れが遊んでいて、楽しそうな笑い声を聞いていたら、ちょっとセンチになって、隅っこのベンチで小さくなって座ってみる。

ちょっとだけ、イジけのポーズ。

仕事ばっかしてナーバスになっているせいかもしれないなぁ、なんてため息。

 

ふと見ると、草むらの中からこっちをうらやましそうに見ているニャンコ発見。

あいつも、俺と一緒の境遇なのかな、なんて思ったらやけに親近感を持っちゃったりして。

そんな風にセンチになってるんだったら、早く最愛の伴侶でも見つけなよって、自分のことを棚にあげておきながら、そのニャンコにテレパシー送ってみた。

 

ピピピピ

 

届いたかな?


Category : こそこそニャンコ

黒猫の記憶

2007-02-16 17:00:00

結婚するまでは猫になんて全然興味なんか持てなかった。

それが、今の夫と暮らすようになって、専業主婦としての生活を余儀なくされしばらくたって、よくわかんないけど、知らないうちに「これでいいんだよな」っていうキモチと、「これでいいのかな?」っていう2つのキモチが私の中に存在しはじめて、それで、どっかを見ない振りして目を閉じるような習慣がついて、いつでも眠たいような気分になっていたのは確か。

でも、別にそれでいいんだなっていうのがつまるところの私の結論だった。

 

あれは先週の水曜日。

あの人が久しぶりに早く帰れそうだからって電話があって、じゃあ今夜くらいしっかりお料理でもしようかなって、レシピをじっくり見てから夕食の買い物に出た。

 

夕暮れの街角。

ふと通りかかった公園の片隅に、見事に真っ黒な猫がいて、その姿を見たらドキっとするくらいに綺麗だなって思えて、なんだか目が離せなくなった。

 

それから毎日、買い物の途中、その公園で黒猫の姿を探していた。

なんか、凛としていてクールで背筋が凍るほど美しい。だから、いつも溜息つきながら見とれてしまう。

最初はなぜかわからなかったけど、たぶん…だんだん思いだしてきた。

 

私、その昔、ああいった美しさにあこがれていたんだって。

邪気のない美しさ。

研ぎ澄まされて怖いくらいに隙がない美しさ。

 

たぶん、高校3年の頃に私の人生のひとつのピークみたいなものがあって、そのときに私のことを好きだったA君が、「君って黒猫みたいだね」って、いったのを急に思いだした、ような気がした…。

 

いや、それって夢かもしれないけど

とにかく今は遠い昔。

 

今日は春キャベツが安いみたいだから、あの人のために、ロールキャベツをつくってあげようかと思う。


Category : おすましニャンコ

消えてなくならないネコ

2007-02-13 17:00:00

失恋しちゃた。

高校3年のときから付き合っていたひとつ年上の彼と。

原因は、ものすごくありふれた理由…なんだと思う。

 

「他に好きな人ができた」

 

そんな一言で、4年間の楽しかった日々が一気に姿カタチをなくしちゃうなんて、とっても怖いよね。

そんなふうになにもかも簡単に消えてなくなっちゃうんだよ、きっと…なにもかも…。

私っていう人間だって、あやしい。

明日、すべてが消えてなくなっているかもしれない。

 

生まれて初めてひとりでお酒を飲んだ。それも普通の居酒屋で、しかも日も明るいうちに…。

まだ、時間も早いせいか、ほとんどお客さんのいないお店の中で一人で飲んでいたら、泣きたいような気分になって、外に出た。

まだ、外は明るかった。

けっこう酔っ払っていた。

 

私は夕暮れの町をひとりふわふわと彷徨いながら、必死に涙をこらえていた。

そんなとき、道端をふと見ると、ネコ。

 

まるまる太って

ゆるゆるしたネコ

まったりしてて、ふくふくしてて

それに触れると幸せになれるような気がした。

 

私はそばに寄っていって、そのふわふわした白いかたまりをなでた。

でも、反応をみせたのは一瞬だけ。すぐにまた目を閉じて、まったり。

 

私はそこにうずくまったまま、しばらく声を出さずに泣いた。

でも、その白いかたまりはそんな私に対しても無反応のまま、まったり。

そんな姿を見ていると、なんだかだんだん悔しくなってきて、ついそのふわふわした背中をツンツンつっついた。

「にゃーご」って鳴きながら私の顔を見上げたときの、その表情がおかしくって、思わず私「フフッ」って笑ってた。

 

もうすぐ日が暮れる。

私は立ち上がって、軽くそのネコに挨拶をしてから、その場を歩み去った。

 

しばらくして振り向いたけど

そのネコは消えてなくなってはいなかった。


Category : どっしりニャンコ

ネコって夜はどこに寝るの?

2007-02-09 17:00:00

学校帰りに見つけたネコ。

塀の上で眠っていて、僕がそばを通ったって、全然ムシ。

あんなに高いところで眠っていて、バランス崩して落っこちたりしないのかなんて思ったり。

でも、そんな僕の要らぬ心配もよそに、そのネコはぐっすりと眠っているように見える。

 

家に一回帰ってからカバンをおいて、おやつ食べてから自転車に乗って塾に行くんだけど、そのときもまだネコは眠っていて、なんとなくだけどうらやましいなんて思ったりして。

でも、かといって僕がネコになりたいとか、そういうことじゃなくって、ただ、ほんの一瞬だけうらやましがってみただけなのかもしれない。

 

それから僕はいつもどおり塾に行って3時間くらい勉強をして、かえってくるころにはもうネコはそこにいなかった。

ネコって夜はどこに寝るんだろう? なんて考えながら自転車をこいでいた。

 

家に帰ったら、学校の宿題と塾の宿題の両方をやんなくっちゃ。

寝るまでの間に少しぐらいDSをやる時間があるといいな。


Category : お昼寝ニャンコ

かくれんぼ

2007-02-07 17:00:00

今年3歳になる息子と「かくれんぼ」をして遊んだ。最近、仕事が忙しくてあまりかまってやれなかったせいもあって、こんなつまんない遊びでも、息子は大興奮。

アパートの裏の公園。うちの部屋の窓からは妻が微笑みながらこっちを見ている。

昨日の夜は夫婦喧嘩しちゃって、原因はもちろん「仕事しすぎ」。わかってるって! っていうと、わかってない! ってやり返され、もはや泥沼。

でも、俺も反省して今日は家族サービス。

夫婦っておもしろいもので、そんなことで簡単に関係は修復される。そう、やっぱりちょっとした努力の積み重ねが円滑な家族関係を作るんだな、ってわかってはいるんだけどね。

息子はとっても楽しそうに笑い声をあげながら、隠れ場を探して必死。俺は大げさに「どこにいるんだぁ?」みたいな感じで、公園をさまよう。

息子は土管でつくられた遊具の中に隠れていて、後ろから見るとお尻が丸見え。

そいつにタッチして、鬼を交代して俺が隠れていると、息子の声。

「パパ、ネコタンみっけた」

なるほど、公園の柵の向こうの草むらの中からこっちを見ているネコ。

まるで、一緒に「かくれんぼ」に参加しているみたいだ、っていうか、俺にはその姿が、「仲間に入れてほしがっている」ように見えた。

息子は「ネコタンみっけ!」と何回もうれしそうに繰り返していると、お出かけの用意を済ませた妻がやってきた。今日は久しぶりに街へお買い物。

振り向くと、もうネコの姿はない。さっさとどこかに隠れてしまったみたいだ。


Category : こそこそニャンコ

もうすぐ春だね

2007-02-03 17:00:00

今年は暖冬っていうことですけど、それでもやっぱり朝晩はめっきり冷え込んで、末端冷え性の私には辛い日々が続いています。

しもやけの足をハイヒールにぎゅっと詰め込んで、凍える指先に息を吹きかけながらの朝の通勤。我ながら頑張ってるなって思っています。早く寿退社でもして、苦手な冬をぬくぬくとコタツの中で過ごすことができるような生活を…なんて贅沢な話かな。っていうか、なんとか25歳くらいまでには結婚したいって思っていたんですけど、全然目処がたちません。でも、まあ、あせってもしょうがないんで、今は何も考えずに日々を過ごしているって感じです。

昼休みには会社の会議室で、自分で作ったお弁当を食べてるんですけど、たまに寝坊しちゃった時には、会社の裏の公園のはずれにあるこじんまりとしたレストランにいって、ひとりっきりでランチすることがあるんですね。その公園に可愛いネコちゃんがいっぱい住んでいて、窓際の席から外を眺めていると、「おいしそうだなぁ」とか「あったかそうだなぁ」って感じで、こっちをうらやましそうに見ている彼女たちの視線にさらされるんです。

私は私で、日当たりのなかでのんびり丸くなっているネコちゃんたちを羨望のまなざしで見てたりして。お互いにうらやましがっているのがおかしくって一人クスクス笑っていると、「妙な人だな」って、人間の好奇の視線も感じちゃったりして。

とにかく、もうすぐ春がきます。そのころになれば私のしもやけも収まるだろうから、少し気分も変わるかもしれませんね。まあ、贅沢いってもきりないし、今は今でとっても幸せなんだろうなって、思っています。


Category : お昼寝ニャンコ

かわいいニャンコにだまされた?

2007-01-29 17:00:00



友人と京都へ旅行に出かけた。

秋の京都は少し肌寒いけれど、季節の変わり目を感じについ出かけたくなってしまう不思議なスポットなのだ。

朝早くにホテルを出て、今日1日はレンタサイクルでのんびりお寺めぐり。

 

お寺で石庭を見ながら朝からほっこりとした後、「お昼は有名な湯豆腐屋で食事する?」などと会話をしながら自転車をこいでいたら、どこからともなく「ぴゃーぴゃー」という鳴き声が聞え、思わず自転車をこぐ足が止まった。

見回すとちょっと前に通り過ぎたところの草陰から子猫が少しでていて、こちらを見ていた。

気になって自転車を止めていると、こっちの方へ歩いてきた。

グルグルグルグル…一丁前に喉を鳴らしながらスリスリとすり寄ってきて甘える姿は、どうも母親猫とはぐれた様子であった。

 

「お母さん猫とはぐれたんだろうねぇ…」と友人。

こういう子猫を見てほっておけない私なので、もう湯豆腐そっちぬけになってしまった。

ものを欲している鳴き方なので、何も食べていないのかもしれない!と不安になり、「コンビニにいって何か買ってくる!!」と買出し要員を申しでてしまった。

コンビニで猫食品を色々と買ってきて食べさせてあげると、「ガツガツガツガツ!」本当にお腹が空いていたと見え、勢いよく食べている猫に切なくなってしまった。

 

既に情が移っていた私が「一緒に東京に連れて帰りたい…」いうと、友人は本気で「ええええ!?」といった。

でももう気分は母親だ。

さて、ホテルはどうしようかしら?と思っていたところに、「なー…」と後ろの方で声がした。

小さい猫は「うるん!」と声をあげ、声の方向を向いた。

満を持してか…、母親の登場であった。

子猫は立ち上がって「ありがとう」をいうかのようなスリスリを繰り返し、母親の元へ帰っていった。

「やられたー!」である。

まるで、計算していたかのようなドラマチックな展開。

子猫でも、外で生き延びるすべをもう知っているのね…。

泣く泣く子猫を諦めて湯豆腐屋にいき、猫のしたたかさとたくましさに乾杯しながら湯豆腐に舌鼓をうった。

Category : おすましニャンコ

黙って話を聞いてくれたね

2007-01-25 17:00:00

上京してからもうすぐ一年になるね。

東京の一人暮らしにはなかなか慣れないなって思ってた。

なんで、みんなあんなふうに楽しそうに笑えるんだろうって。

最初の頃は何度か合コンとかにも行ったけど、私、いつも端っこの席でぽつん。

心を割って話せる友達もできないから、学校生活にもいき詰ってさ、本当に一日誰とも話をしない日もあって、言葉なんか忘れちゃいそうだった。

TVを見ると、毎日怖いニュースが多くって、警戒心だけはすっごく強くなるし、実家に電話して元気のない声を聞かせると親も心配するだろうから…。

やっぱ、あわないかなぁ、東京暮らし…って思ってたんだ。

 

それでね、昨日公園にいったんだ。なんか、何もやる気がしなかったし、誰とも会いたくなかったし、かといって家に閉じこもっているのも気が滅入っちゃうし。まあ、天気も良かったし。

この季節だとお昼頃の公園って、ほとんど人がいないんだよね。

寒いからかな、ベンチでお弁当たべるサラリーマンもいない、ちっちゃな子供を遊ばせるお母さんもいない。だから、ひとりでブランコ乗っても恥ずかしくない。

 

ちょっとこいでみたら、ぎしぎしと音がうるさかったし、頬にあたる風も冷たかったからすぐにやめちゃったんだけど、ふと見たら公園の隅っこに猫がいた。

なんだかとっても穏やかな顔して丸まっていて、私が近づいていっても、ちょこっとこっちを見上げただけで、すぐにまた目を閉じちゃった。

でね、なんかよくわからないんだけど、気付いたらその猫に話しかけていた。本当にいろんなことを。一度言葉に出したら、止まらなくなって、久しぶりにいっぱいいっぱい話した。

 

おかしいよね。

話していたら少し涙が出てきた。

 

昔のことを思い出したんだよね。実家の縁側で、もう今は亡くなっちゃったおばあちゃんが座っていて、その隣にちょこんと猫が座っていて。そんな光景が頭に浮かんだんだ。

 

東京の猫はずっと身動きもしないままに私の話を、たぶん聞いていてくれたんだと思う。

そしたら、私の中から何かがすっぽりと抜け落ちちゃった感じがして、なんかどうでもよくなって、涙浮かべながら笑ってた。

ちょっぴりすっきりした後で、私はその猫にありがとうっていって立ち上がった。

でも、やっぱりその猫は丸まったまま穏やかな顔して眠っていた。


Category : お昼寝ニャンコ

何かいいたげなニャンコ

2007-01-21 17:00:00

通勤途中で見かけるニャンコ。

そのコはほぼ毎日、僕がそばを通るとこちらを見あげては、何かを話したそうな表情を浮かべる。

 

最初にそのコを見かけたときに、僕は学生時代に付き合っていたある女のコを思い出した。だから、必然的にその名前を借りて「キミコ」と呼ぶようになったのだ。

はじめの頃はそれこそ僕の存在なんてまったく無視していた猫の「キミコ」だったんだけど、そのうち僕の熱い視線を意識するようになってか、やがて僕のそばへと近寄ってくるようになった。その自然な流れが、ますます人間の「キミコ」とのことを思い出させるハメになったのだった。

 

僕と人間の「キミコ」はお互いにもっとも多感な時期に、もっとも多くの喜びを共有し、そしてもっとも多くの「人間の嫌な部分」をぶつけ合って過ごした。交わした言葉は温かいものもあったし、辛らつで恐ろしいものもいくつかあったような気がする。お互いに言葉の意味を探りあい、その向こう側に存在する相手の実体を掴もうと必死になっていた。

そして、付き合い始めた時のように僕らは自然に離れていって、あれからもう10年。風の噂によると、とっくのとうに故郷に引っ込んで結婚したっていう。

それを耳にしたときに…「それでいいんじゃないか?」って、僕は自分に対して、言い訳めいた慰めの言葉をかけたのを覚えている。

 

猫の「キミコ」は一体何を僕に語ろうとしているのかわからないけど、少なくとも、人間の「キミコ」と交わしたあれだけ多くの言葉よりも意味のあるものとは思えない。でも…と、僕は思う。

「それでいいんじゃないか…」

僕は猫の「キミコ」の穏やかな表情を見つめながら、そうつぶやいた。


Category : 美人ニャンコ

擦り寄る子猫が忘れられない

2007-01-17 17:00:00

デジカメの画像を整理していたら、昔出会った子猫たちの画像を見つけました。なつかしい。この子たちと出会ったのは、1年くらい前のこと。地方の友達の家に遊びにいったときのことでした。



田舎の夜というのは、真っ暗で、とても心細いものです。そんなときに見つけたのが、4匹のかわいいニャンコたち。思わず近寄って頭をなでると、猫たちも私と同じで寂しかったのか、警戒する様子もなくて、すぐになついてくれました。

4匹揃って足にすりよられると、かわいくてかわいくて…。だけど連れて帰ってきても飼えないマンション住まい…。わかっちゃいるけど、連れて帰りたい衝動と、葛藤を繰り返しました。

あまりにかわいいので、東京に戻るまでの間、何度も通ってしまいました。

今週はひどく冷え込んだけれど、あの親子はまだ元気で過ごせているだろうか…。飼えもしないくせに、余計なお世話だよ!と猫君たちにいわれてしまいそうですが、写真を見ると思い出されて、心配になってしまいます。

Category : 子どもニャンコ

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