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物置に入り込んだふてぶてしい黒猫

2007-01-06 17:00:00 Category : すっぽりニャンコ

落ち葉やら何やらで、庭が散らかり放題になっている。天気もよいので、午後から気合を入れて庭掃除をすることにした。

庭に出てふと物置に目をやると、扉が少し開いていた。箒をとりに、物置に入るとずんぐりとした黒猫が、暗闇の中で目を光らせている。私と目が合っても表情一つ変えない。あまりにふてぶてしいその姿を写真に撮ろうとレンズを向けても、まったく動じない。むしろこちらを睨み返してきた。



しかし、彼のこの態度も当然といえば、当然なのだ。猫の世界では、すべてが早い者勝ちである。この物置は私の家の物だが、そんなことは関係ない。彼がこの物置に入ったとき、そこには「誰もいなかった」のだ。誰もいない以上、その場所の権利は彼に帰するのである。すなわち彼は、あたりまえの権利をその態度で主張しているに過ぎない。
私は扉を開けたまま、そっと物置をあとにした。

その日の夕方、私の家を出て行く彼の後姿がみえた。寒さが続くなかで、気をつけないと我が家の物置は野良猫に占領されかねない、戸締りはしっかりしなければと思った。

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