警戒心とシンパシー
2007-03-19 17:00:00 Category : 警戒ニャンコ
私が近寄るとあからさまに警戒するあの猫。最初はなんとなく不愉快だった。
その頃の私は、色々なことに疲れていたせいか、何事にたいしても敏感で、神経質で、いつもいらいらしていた。
誰も私のことを助けてくれる人もいなかったし、悩みを打ち明けられる人もいなかった。
だから、私が険しい顔をして通りかかったときに、あの猫がそんな反応を示したのがものすごく気に食わなかったのだ。
それからというもの、私はいつもそこを通るたびに猫を気にするようになった。
どんなに眠っているときでさえも、その猫は私が近づくと目覚めて、まったく同じような反応をしめした。
他の人が近づいてもそんな反応を見せないことが、また、私の癪にも触った。
だから、余計、意地になっていたのかもしれない。
でも、ある日、いつもの所にいつものあの猫の姿がなかったときに、私は深い失望を覚えたものだった。
あんなに私を警戒する態度をとっていて、少なからず猫に対して憎らしげな思いがあったはずにも関わらず、こんなに寂しい気持ちになるとは。そんな自分が意外だった。
それからしばらくの間、その猫は姿を見せなかったのだが、昨日、突然に復活した。
しかも、嬉しさのあまりに近づいていってしまった私に、思いっきりの警戒ポーズ。
なんとなく、安心して、思わず微笑んでしまった私…。
あなたも相変わらず不機嫌だね。
妙なシンパシーを感じてしまった私だった。
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